はしか予防接種の必要性が2007年の大人のはしか(麻疹)流行によって見直されています。その他、はしか(麻疹)治療薬と肝炎との関連性
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はしか予防接種を幼児期にすることがはしか(麻疹)排除の上で欠かせないとされている。 はしか予防接種は1966年に開始された。はしか(麻疹)の症状がでたことのある人、はしか予防接種を受けた人は終生免疫を獲得するとされていたが、はしか予防接種を行っていても十分な抗体を得られない場合や、空気中のはしか(麻疹)ウイルスにさらされないまま長時間を経過することによって抗体価が低下するなどして、はしか(麻疹)の症状がでることがある。その場合の症状は軽くすむことが多い。はしか予防接種のワクチン接種後の抗体価の低下を防ぐため、世界の主な国々では年長幼児〜学童期に2回目のワクチン接種を行い、抗体価の再上昇(ブースター効果)を図っている。日本においても、2006年4月以降に1回目のワクチン接種を受ける児童からは、就学前の1年間に2回目のはしか(麻疹)・風疹混合ワクチンになっているはしか予防接種を受けれるように予防接種法が改正された。外見からはしか(麻疹)とわかる症状にはコプリック斑がある。
はしか予防接種は大人にも有効で、なぜなら、「はしか」の約30%に合併症として肺炎、脳炎ががあり、それが大人のはしか(麻疹)の2大死因となっているからである。2007年の北九州市の枝光台中学校に代表される「大人のはしか(麻疹)」の流行、集団発生が問題になりましたように、10歳以上ならびに20〜39歳の大人に対する抗体検査が急務と指摘されています。はしか(麻疹)は例年、春から夏にかけて流行するとされているとされ、はしか(麻疹)の症状のでた大人はこの年、15歳から29歳の世代で全体の77.6%を占めた。大人のはしか(麻疹)がこの年代に多くみられた原因として、定期的なはしか予防接種に使用されていたMMRワクチンの副反応を心配して、はしか予防接種率が低下、はしか(麻疹)があまり流行しなくなったためにはしか(麻疹)に対する抗体のブースタ効果が期待できなくなった事で抗体価が低下し大人のはしか(麻疹)が流行したと考えられる。
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はしか予防接種が有効でなかった場合などのはしか治療に使われた70年代の血液製剤「免疫グロブリン製剤」から、C型肝炎ウイルスが検出されている。薬害C型肝炎訴訟では、フィブリノゲン製剤と血液凝固第9因子製剤を投与された人を対象に救済法案がつくられることが確実になったが、肝炎感染ははしか(麻疹)を含め、さらに数種類の製剤で起きた恐れが出てきた。厚生労働省によると過去の文献では同製剤によるウイルス感染の報告はないという。厚生労働省によると、「人免疫グロブリン」には、はしか(麻疹)や水ぼうそうなどの治療に使われてきたものと、B型肝炎の母子感染予防に使われてきたものがあるとのこと。旧ミドリ十字(現・田辺三菱製薬)の製剤(1977年製)は、はしか(麻疹)などの治療用だった。